No.195
8月は、ほとんど仕事していませんでした。
暑くて仕事にならなかった?
違います。
息子のサッカーの「追っかけ」をやっていたからです。(笑)
その移動距離は、数千キロでした。
私は、これまでずっと仕事で忙しくて息子に関わる時間がなかったのです。
いつも息子には「すまない」という気持ちでいっぱいでした。
自営業の私は、仕事のために息子が小さいときにほとんどサッカーの応援に行ってあげられませんでした。
運動会だって、彼のリレーのときに仕事を少し抜け出してちょっと見てくるだけで、すぐに仕事に戻りました。
このままでは「彼に何もしてあげられなかった」という後悔をしたくなかったから・・・
この夏にいままでの時間を挽回するために、すべて息子のために時間を使ったのでした。
一緒に温泉に入り、同じ部屋で寝ながらいろいろ話しました。
この一ヶ月間にこれまでできなかった息子との時間を取り戻せたように思いました。
そして、彼の思い出の中にも父親との時間が刻まれたようにも感じました。
新潟の越後湯沢駅で彼は石川に戻り、私たちは茨城に戻りました。
いつも感謝の言葉など言わない息子が
「いろいろありがとう」って手を振りながら駅のホームに消えていきました。